CASE STUDY
導入事例
蒸留水の計量作業を自動化
試験に使用する為の精製水を、三角フラスコに計量して入れる作業(1日100本程度)を自動化
フラスコに規定量の蒸留水を注入する作業を自動化する装置です。
作業者が手作業で計量するのと比較して、精度よく簡易に複数本(10本まで)準備する事が出来ます。
試験片のサイズにより必要量が違う場合にも、重量を入力すると換算して必要量を自動で分注します。
フラスコを持ち運ぶ為のラック用スペースがあります。
ラックからフラスコを取り出し、装置へセット、分注が終わるとラックへ戻して持ち運びます。
導入前作業フロー
- 使用するフラスコを天秤で計量しながら、蒸留水を必要量入れる。
- 試験片のサイズにより必要量を計算後、蒸留水を計量する。
導入後作業フロー
- フラスコが入ったラックを装置まで運ぶ
- ラックからフラスコを取り出し、装置へセット(最大10本)
- タッチパネルから、必要量を10本入力
一定量の場合は、ワンボタンで設定可能。 - 分注完了後は、ブザーでお知らせ
- フラスコをラックへ戻し、別のフラスコをセット
主な機能
- 分注量の個別設定(25~100ml)
- ビーカーの置き忘れ検知
- 試験片重量から必要水量換算
- 蒸留水(18~20L)の交換タイミングを、トータル分注量からお知らせ
- 分注完了時のお知らせ機能
導入効果 | 自動で正確な必要量の入ったフラスコが仕上がることで、作業者は、蒸留水の計量を装置にまかせる事ができ、 試料に応じた必要量を計算する作業も自動計算に置き換わった。 フラスコの準備をする時間で、ほかの作業ができるようになった事で、一日に作業できる試験数が増加した。 |
---|